【クラウドファンディングレビュー】
Indiegogoでやっていた超小型PCですね
CHUWI LarkBox World’s Smallest 4K Mini PC
去年にはすでに来ていたのですが、出張も減ったりしてあまり使用頻度がなかったのです。
最近、ちょっと使用頻度が増えてきたのでいろいろと弄んでみたので、それの総括になります。
時間がたってしまったので、普通にAmazonにも売ってますね。
というわけで、Chuwi larkboxを出張などに持ち歩いて快適に使おうっていう使い方と、larkboxをUSB PDもしくはモバイルバッテリーで使おうっていうやりかたと、ネットワークを介してリモートデスクトップで快適な家のPCをモバイルにっていう記事になります。
Chuwi(ツーウェイ)はタブレットPCなどを多く出していた中国は深圳のメーカーです。
チューウイと読んでいましたがツーウェイが正しいようです。
怪しいとかバッテリーに問題があったりとか、最近はどこかの小学校でタブレットPCを導入したらバッテリーの問題で回収修理になったとかありましたが、安さと楽しそうという物づくりが魅力なメーカーです。
以前、知り合いから頼まれてノートPCを購入することになったのですが、友人の希望は下記
・ネットができる(Youtubeが見れるくらいだとよい)
・Microsoft Officeが動作する
・軽くて薄い
・もちろん安く
PCをあまりわからないまま使ってる人の大体はこのニーズになるのではないかなと思います。
最近のノートであれば、Youtubeとofficeくらいは問題なく動作します。
問題になるのは、軽くて薄くて安くっていうところですね。
だいたいの有名どころのメーカーさんは、軽くて薄いノートPCはそれなりのCPUで価格は高めに設定する傾向があります。
なので、上記のような人がそれを購入しようとすると10万円スタートみたいな感じになってしまいます。
しかしながら、果たしてそのような人たちがそこまでよいCPUを使うか?というと微妙なんですよね。
これでAdobeとかのソフトを普通に使いたいとか、動画編集をしたいとかいうならわかりますし、でもそういう使用用途を知っている人は上記には当てはまらないんですよね。
そんなときの選択肢としては、中古PCや型落ちのi5やi7の乗ったノートPCになるとは思うのですが、その後も考えると中古はなぁって感じですしサポートは、、、どちらにしても聞いてくるのは一緒なのであまりサポートは考えなくてもいいとして。
で、中古や新古だとちょうどよくでてくるときはいいのですが、あまりないときにはないし結構高い。
で、ふと思ってみたChuwiが4万円くらいで14インチのノートで少し古めのCPUとはいえ、メモリが16GBで256GbとかのSSD積んでたりして、2kのモニタで3:2のofficeを使うには便利なサイズだったりして、さらにキャンペーンで100ドル引き送料無料、バッグ付きとかどうなってるだ?っていう構成だったので、思わず勧めてみたところ結構よくて、いやめちゃくちゃよくて自分も買おうかなって思ったくらいでした。
っていうことで、個人的には結構気に入ってしまったChuwiさん。
それの小型PC版です、スペックはCeleronなのでちょっと劣りますが、自分の使い方的には問題なさそうということでぽちっと。
CPUのスペック的には、下記のような感じですね。
J4115自体は2017年のCPUとなります。
i7 920が2008年のものよりは若干速くて、i7 860Sが2010年とほぼ同等という感じ。
ですが、新しいCPUらしくTDPは10Wと低消費電力ですね、時代を感じます。
Core i7 930 |
2960
|
4 | 8 | 130W | 2.8GHz | 3.06GHz | ||
A10-5800K |
2931
|
4 | 4 | 100W | 3.8GHz | 4.2GHz | ||
Core i7 860 |
2928
|
4 | 8 | 95W | 2.8GHz | 3.46GHz | ||
A8-7650K |
2915
|
4 | 4 | 65W | 3.3GHz | 3.7GHz | ||
Pentium G4500 |
2855
|
2 | 2 | 51W | 3.5GHz | |||
Celeron G5905 |
2825
|
2 | 2 | 58W | 3.5GHz | 5000円 | 0.56 | |
Celeron G5900 |
2759
|
2 | 2 | 58W | 3.4GHz | 4200円 | 0.66 | |
Core i7 860S |
2734
|
4 | 8 | 82W | 2.5GHz | 3.46GHz | ||
Celeron J4115 |
2727
|
4 | 4 | 10W | 1.8GHz | 2.5GHz | ||
A10-5700 |
2722
|
4 | 4 | 65W | 3.4GHz | 4.0GHz | ||
A8-5600K |
2702
|
4 | 4 | 100W | 3.6GHz | 3.9GHz | ||
Core i7 920 |
2695
|
4 | 8 | 130W | 2.7GHz | 2.93GHz |
まぁ、そんなことは知っている方が検索してくるはずなので、こいつのレビューをそろそろ書きましょうか。
【レビュー】
こういうある程度きちんとしたメーカーのクラウドファンディングはほぼ予定通り送られてくるので安心ですね。
そしてこのChuwiというメーカーさんは発売するときには大体キャンペーンをやっているらしくて結構な値引きがあるようです。
しかしながら売り切りみたいな製品が多いのでほしいと思った時には買っておいたほうがいい様子。
さて、こいつですが大いなる欠点が1点あります。
USB-Cって書いてあるここ、これはUSB-C(TYPE-C)の形をした電源専用のコネクタです。
ここに供給されるのは、12vしかださないアダプタで接続がTYPE-Cの形状をしている恐ろしいものとなります。
誤って他のTYPE-Cのものに刺そうものなら壊してしまう可能性があります。
アダプタからの供給は12v 2Aとなります。なので最高でも24w程度の消費電力です。
なので、どうにかして12v2AをTYPE-Cで供給してやれば動作するとも言えます。
USB PDにもバージョンとかあって、下記のものとかになってからは12vがなくなってしまったんですよね。
- USB PD 2.0 Ver. 1.3
- USB PD 3.0 Ver. 1.2
5,9,15,20v出力になってしまったようです(管理人も把握していないくらいめんどくさい規格になってるので各自ご確認ください)
しかしながら、中には古いバージョンの名残で12v出力が残っている製品も結構あるのです。
12vが取り出せるということは、バッテリーや車で動作することが前提だったり釣り関係の電子機器などが動作できたりするので結構便利なんですよね。
いいですよね、今後も是非とも残してほしいところです。
で、PDやQCなどから12vを強制的に取り出すためのケーブルというものが売っていたりするのです。
それを使うことで、12vの機器など用のアダプタとして使えるということで、これは結構夢が広がります。
例えばこんな製品、larkboxで使える12vを取り出すのに使用してみました。
ただ、これだと接続口がDCプラグなので、DCプラグをTYPE-Cに変換しないといけないのでと探したところあるもんですね。
家にあるDCアダプタが必要なものを一つのアダプタでなんとかしたくなってきますね。
多分無理ですが。
本当に12vでているのか、何A使っているのかについてはUSBチェッカーを使用してみました。
このチェッカーにも12vなどを取り出すことのできるトリガー機能がついている機種があったりしますね。
同じものかはちょっと不明ですが、私が持っているものはBluetoothでスマホとつながってスマホでもグラフが表示できたりするので結構便利です。
試したアダプタは、
・Galio 120w
・Baseus 65w
・TUNEMAX 66W
一番小さくて使い勝手がいいのは、TUNEMAX 66Wですね。
Galioも使えそうでしたが、ちょっと大きいのとコイル鳴きがするのでちょっとなぁということで、結果的にはBaseusが一番使い勝手がいいようです。
ただ、ほかの2口あるアダプタとかでも多いのですが、ほかのポートを抜き差しすると一時的に電気の供給がストップしてしまうことがあるので、注意が必要ですね。
最終的には、Baseusで普通のUSBポートからモニターの給電をして、TYPE-Cからlarkboxへ給電というようになっています。
キーボードとマウスは結構悩みどころです。
マウスはやっぱりMicrosoftのものが使い心地がいいので、個人的には好きです。
キーボードはAnkerのものが安かったので使ってみたのですが、ベースがプラスチックなためか樹脂 部分が凹んでうち心地がよくないので、Appleのキーボードにしようと思っています。
総評としては
【良い点】
・小さい
・持ち運びしてホテルなどHDMI入力があるテレビなどがあるところなら、それとキーボードで使える
・4kの動画が普通にみれる
【悪い点】
・TYPE-Cがきちんと使えない
・ファンの音が少し耳障り
・ドライバー類が見つけにくい
これが個人的にはめちゃくちゃ大変なんですが、なぜかChuwiのサイトにはドライバーダウンロードがありません。
掲示板みたいなところに有志がドライバーセットなどを置いておいてくれるようになっているようです。
安全性が定かじゃないものを入れるのは気が引けますが一から探すのも面倒なのです。
つきましては、Chuwiさんにはドライバーセットをきちんとサイトから落とせるようにしておいてほしいものです。そしたら他にも勧めやすいのに。
ただし総じて、もう一台あってもいいなっておもうくらいには便利でした。
別途記事にはしたいなと思っていますが、こいつで重い作業をするときにはSplashtopを使ってメインPCに接続してやっています。
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